【ServiceNow】CSA対策 クライアントスクリプトの操作について【Utah】
2023年6月6日
この記事では、CSA対策としてServiceNowのクライアントスクリプトの操作について解説します。
クライアントスクリプトはフォームやフィールド、リストの動作をリアルタイムで制御します。
また、同じくフォームやフィールドを制御するUIスクリプトよりも、より詳細に制御することができます。
この記事の構成は以下の通りです。
- クライアントスクリプトとは
- クライアントスクリプトの画面構成
- クライアントスクリプトとUIポリシーの違い
- まとめ
※開発インスタンスは、2023年の3月最新のUtahを使用しています。
クライアントスクリプトとは
冒頭でも述べた通り、クライアントスクリプトはフォームやフィールド、リストの動作をリアルタイムで制御します。
クライアントスクリプトを使うと、具体的に以下のことが可能となります。
- 入力フィールドを必須にする。
- リストの編集を禁止にする。
- フォームのセクションを表示/非表示にする。
- 入力した後にアラートを表示させる。
つまり、フォームやフィールドに対応したUIアクションをいつ動作させるかを定義することができます。
UIアクションとは、NowPlatform上のボタンやリンクなど、UI上で動作するもの全般を指します。
クライアントスクリプトの画面構成
クライアントスクリプトの画面構成について解説します。
[システム定義]ー[クライアントスクリプト]から新しくUIポリシーを登録することができます。
クライアントスクリプトの画面から新規ボタンをクリックしてください。
【クライアントスクリプト 新規登録画面】
クライアントスクリプトの画面構成は以上です。
クライアントスクリプトとUIポリシーの違い
最後に、クライアントスクリプトとUIポリシーの違いについて解説します。
ServiceNowには、クライアントスクリプトと同じくUIアクションを制御するUIポリシーがあります。
簡単なUIアクションを制御する場合、UIポリシーはノーコードで定義することができます。
ServiceNowの開発では、保守性を高めるためにスクリプトはできるだけ書かないほうが好ましいです。
- 基本的にはUIポリシーを使う。
- 高度な制御(スクリプトを記述する必要がある場合)はクライアントスクリプトを使う。
上記のような使い分けが一般的です。
また、もう1つ覚えておくべき特徴として、実行のタイミングがあります。
- クライアントスクリプトが実行された後にUIポリシーが実行される。
同じような処理を記述した場合、クライアントスクリプトが優先されます。
まとめ
今回はServiceNowのCSA対策として、クライアントスクリプトについて解説しました。
クライアントスクリプトを使うことで、UIアクションを高度に制御することができます。
クライアントスクリプトはCSA試験の範囲になるので、しっかりと覚えておきましょう。
また当ブログではCSAに合格するために、Udemyのこちらの問題集をおすすめしています。
こちらの問題集は、実際の試験形式と似た形で問題が出題がされています。

管理人A
おすすめポイントとしては、解答の解説がとても丁寧です。
問題集は英語で表示されていますが、日本語に翻訳することが可能です。
翻訳する方法については、こちらの記事で解説しています。
よかったらぜひチェックしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。